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ミノキシジルの服用で生じる初期症状

2020年01月25日
脱毛に悩む男性

ミノキシジルは、飲む育毛剤と呼ばれているフィナステリドなど共に、日本皮膚科学会やアメリカのFDAからAGAに対しての有効性が承認されている数少ない治療薬の一つです。
特に、O字型と呼ばれる頭頂部の薄毛に対して効果的で、末期的な状態から回復させたケースも少なからず報告されています。

ちなみに、ミノキシジルの作用機序は現在でも完全には解明されていませんが、毛乳頭細胞や毛母細胞が活性化するためと考えられています。
これらは発毛に関与しているので、これらの活動が促進することにより、新しい髪の毛が作り出されることになります。

なお、このようにして髪の毛が作り出されると、これらに押し出されるような形で古い毛髪が抜けてしまいます。
このような現象は初期症状と呼ばれており、ミノキシジルを使用してから1~2週間経過したころからはじまります。

そして、このような初期症状は10日~1か月程度継続するうえに、1日に数百本というペースで抜けることもあるので、かなり薄毛が強調された状態になります。
ただし、これは心配する必要は全くありません。
何故なら、新しく作られた髪の毛に押し出される形で古い毛髪が抜けただけであり、しばらくすれば新しいものが成長するので目立たなくなるからです。

また、このようにして作り出された新しい髪の毛は、それ以前のものよりも太く長く成長する可能性が高くなっています。
何故なら、ミノキシジルの効果により毛乳頭細胞や毛母細胞が活性化しているからです。
つまり、初期症状を乗り越えて新しい髪の毛が生え揃いさえすれば、使用する前よりも髪の毛は間違いなく濃くなっているという事になります。

ただし、初期症状に驚いてミノキシジルの使用をやめてしまった場合は、薄毛が改善されることはありません。
それはミノキシジルの効果は備蓄されるような内容ではないからで、毛乳頭細胞や毛母細胞の活動は仕様前の状態に戻ってしまうためです。

初期症状を事前に防ぐ方法はあるか?

ミノキシジルによる初期症状は、1日に数百本というペースで1か月近く髪の毛が抜け続けることもあるので、かなり薄毛が強調されたような状態になります。
このために心配はないといっても、精神的には大きなダメージを受けてしまうケースも起こり得ます。

ただし、だからといって初期症状を事前に防ぐ方法があるかというと、残念ながら何もありません。
つまり、防げないという事です。
何故なら初期症状により髪の毛が抜けるのはヘアサイクルが正常な状態に回復したためで、新しい髪の毛が作られたことが原因だからです。
たくさん髪の毛が抜けた人ほど沢山の髪の毛が作られたという事で、明確な形で初期症状が起こったという事は実は喜ぶべき現象という事になります。

ちなみに、ヘアサイクルとは成長期→退行期→休止期の順番で繰り返す毛周期のことです。
健康的な毛根の場合は、成長期が2年~5年続いた後に毛母細胞の活動が停滞する状態(退行期)に移行し、数週間程度すると毛母細胞の活動は完全に休止します。

そして、数ヶ月程度経過すると毛母細胞の活動が再開して新しい髪の毛が作り出されます。
この際に、これに押し出されるような形で古い毛髪は抜け落ちてしまいます。
これは生え変わりと呼ばれる現象です。
つまり、初期症状は生え変わりが一度に起きたという事で、抜けたのは全て休止期の状態の髪の毛で、遅かれ早かれ抜けることに決まっていたものばかりという事です。

このようにミノキシジルによる初期症状は好転反応の様なもので、良化途上に起こる一時的な現象に過ぎません。
このために事前に防げないという事で、時間が経過するのを待つしかありません。
なお、どうしてもつらいという場合は、医療用ウィッグなどのアイテムを利用するのが適当です。